一杯目から決まる、酒場としての居心地
魚きくを酒場として見ると、その面白さがよく分かる。川魚の骨酒は爽やかな辛さがあり、何度飲んでも飽きないと注文が続く看板の一杯だ。二代目店主が中華料理の出身とあって、中国のお酒も揃い、プレミアム梅酒や自慢の日本酒まで飲み手の好みに応える幅がある。料理に合わせて一杯を選び分けられるのは、酒好きにはこたえられない。
舞阪の魚を、目利きが選ぶ
飲みの相棒になる肴も揃っている。舞阪漁港と中央市場から毎日仕入れる旬の魚介を、元魚屋の目利きが選び抜く。肉厚のまぐろのお造りは甘みと歯ごたえがあり評判で、生しらすや桜エビが入る季節にはその時期だけの味が加わる。おすすめは常時15種類ほど。いわしの天ぷらや芝エビのから揚げなど、酒がすすむ品が並ぶ。
海鮮だけではない。二代目が握る四川麻婆豆腐や自家製小籠包といった海鮮中華が、飲みの後半まで卓を支える。爽やかな辛みの麻婆は看板で、夜のコースでも味わえる。取材の折にも、刺身から中華へと料理が移っても酒の手が止まらない客が目についた。
助信駅すぐ、腰を据えて飲める席
店は浜松市中央区、助信駅からすぐ。ふらりと寄れるカウンターから、腰を据えて飲める掘りごたつの個室、宴会用のお座敷まで席が揃う。飲み放題付きのコースは、生まぐろと旬魚の刺身盛り合わせに三元豚の酢豚などを合わせた構成で、団体の席でも重宝する。事前予約で宴会にも対応するので、大人数の飲み会にも使える。


