飲食歴30年超のシェフが毎朝仕込む石窯ピザと自家製パスタ
オーダーが入ってから生地を伸ばし、石窯で一気に焼き上げる——La Strada(ラ・ストラーダ)のピザは、この工程を毎回愚直に繰り返すところから始まる。生地は毎朝シェフ自身が仕込む自家製で、マルゲリータやクアトロフォルマジョ、スペシャルピザなどメニューの幅も広い。パスタにはデュラム小麦の胚乳部分だけを粗挽きにした自家製生麺を使い、自家製ソースと合わせたときの弾力ある食感が際立つ。飲食業界で30年以上のキャリアを持つオーナーシェフが、素材の選定から火入れまですべて手作業で仕上げている。
個人的には、本日の鮮魚カルパッチョやハチノスのトマト煮込みといった一品料理の層の厚さが印象的だった。エビとアボカドのタルタルのように前菜だけでも酒が進む構成で、コース利用でなくとも十分に楽しめる。本場イタリアの調理法をベースにしつつ、日本人の味覚に合わせた味付けのバランスが随所に見られる。初めて訪れた人でも構えずに食事できる空気感が、リピーターの多さにつながっているようだ。
2時間飲み放題付きコースと約30種のワインリスト
女子会コース、パーティープラン、La Stradaパーティープラン、プレミアムコースと4種のコース料理がそろい、いずれも2時間飲み放題がセットになっている。前菜からピザ、魚介、肉料理、パスタまでイタリアンのフルコース仕立てで、少人数の記念日ディナーにも大人数の宴会にも対応する。2時間を超える利用についても相談を受け付けており、幹事にとってはプランの柔軟さがありがたい。
赤・白・スパークリングを合わせて常時約30種のワインを取りそろえ、各国から仕入れたボトルが棚に並ぶ。サングリアやリモンチェロといった自家製の酒類もあり、ワインが苦手な同行者がいる席でも選択肢に困らないという声が目立つ。ディナー帯にはタパスや小皿料理などグラスワインと合わせやすい単品メニューも充実しており、コースを頼まずアラカルトで通う常連客も少なくない。
21席の店内で子連れからサプライズまで受け止める柔軟さ
JR大塚駅南口から徒歩3分、丸ノ内線新大塚駅からでも徒歩7分。都電荒川線の大塚駅前駅からも3分と、複数路線が使える立地にある。近隣にはコインパーキングもあるため、車での来店も問題ない。仕事帰りに寄りやすい距離感でありながら、大通りから一本入った場所にあるぶん落ち着いた雰囲気が保たれている。
乳児から小学生まで入店でき、離乳食の持ち込みにも対応しているため、小さな子どもがいる家庭でも足を運びやすいと感じる利用者が多い。バースデープレートの用意やサプライズ演出の相談も受け付けており、記念日利用の需要にもしっかり応える。車椅子・ベビーカーでの入店が可能なバリアフリー設計に加え、タブレット端末での注文システムを導入している点も、幅広い客層を受け入れる土台になっている。
ランチセットからディナーまで使い分けられる営業スタイル
ランチタイムは11時30分から14時まで。生パスタをメインにしたセットメニューがボリュームある構成で提供され、近隣で働く人や地元住民の日常使いとして定着している。ディナーは17時から22時30分、日曜のみ21時30分閉店で、定休日の水曜でも宴会やパーティーの相談には応じてくれる。
21席という規模だからこそ、シェフの目が届く範囲で料理が出てくるテンポ感がある。気取った雰囲気ではなくカジュアルに通える価格帯ながら、石窯ピザや生パスタの本格度は高く、コストパフォーマンスの良さを評価する口コミが複数見受けられる。地域に根づいた店として長く続いている背景には、こうした日常と非日常の両面をカバーする懐の深さがあるのだろう。


