漁師との直接取引が支える鮮度へのこだわり
塩釜の港から届く天然はまぐり、えび、イカ。#THE TERRACE-ハテラ-が扱う魚介類は、地元漁師から市場を介さずに仕入れたものばかりで、水揚げ当日の食材がそのままキッチンに並ぶ。看板メニューである特大天然はまぐりの酒蒸しは、蓋を開けた途端に立ちのぼる潮の香りと、ふっくらした身の食感が印象的な一皿に仕上がっている。イカ料理も鮮度が命で、刺身で出せるレベルのものだけを使っているという。
ドリンクの選択肢もかなり幅広い。ウイスキー、カクテル、日本酒、シャンパン、ハイボールと一通り揃っており、料理との組み合わせを考える時間も楽しめる。お酒を飲まない人向けにソフトドリンクも用意されているため、グループ内で好みが分かれても気兼ねなく過ごせるという声が目立つ。個人的には、はまぐりの酒蒸しをハイボールで流し込む組み合わせが気になった。
JR塩釜駅徒歩3分、港町酒場という空気感
「港町酒場」というコンセプトを掲げる#THE TERRACE-ハテラ-は、やわらかな照明とシックなインテリアで統一された店内の雰囲気づくりに注力している。JR塩釜駅から歩いて3分ほどの立地にあり、仕事帰りや食事の後にふらりと寄れる距離感が地元客にも観光客にも重宝されている。塩釜という土地の空気ごと味わえるような店づくりを意識しているのだろう、内装には港町らしさがさりげなく散りばめられていた。
連休中は店内が満席になることも珍しくなく、予約なしだと入れないケースもあるようだ。「料金が手頃なのに料理の質が高い」という口コミが複数見受けられ、コストパフォーマンスへの評価がリピーターの多さにつながっている印象を受ける。メインフロアは最大18名収容で貸切にも対応しており、団体利用の問い合わせも増えているとのこと。
カウンターからVIPルームまで席種の振り幅
店内にはカウンター席、BOX席、ソファ席、そして最大8名まで入れる個室のVIPルームが設けられている。一人で静かにグラスを傾けたい夜はカウンターへ、デートや少人数の食事会ならソファ席へと、その日の気分や目的で選び分けられる構造になっている。VIPルームは接待や女子会、二次会などプライベート感を求めるシーンで重宝されているらしい。人目を気にせず過ごせる個室の存在は、塩釜エリアの飲食店としては貴重だろう。
5名以上でVIPルームを利用する際には飲み放題プランが適用でき、会計を気にせず楽しめる仕組みが整っている。「二次会で使ったら盛り上がりすぎて終電を逃した」という利用者のエピソードも聞こえてくるほどで、居心地の良さがつい長居を誘うようだ。カラオケ設備もVIPルーム内に備わっているため、食事のあとそのまま歌に移行できる流れが好評を得ている。
ダーツもカラオケも揃う遊べる飲食空間
オンラインダーツの投げ放題コースを設けている点は、一般的な海鮮居酒屋とは一線を画す。#THE TERRACE-ハテラ-では飲食だけで完結しない楽しみ方を提案しており、ダーツ初心者でもスタッフが気さくに声をかけてくれるため、初めてでも構えずに遊べる空気がある。友人同士でスコアを競い合ううちに自然と会話が弾み、滞在時間が伸びていくパターンが多いという。料理・酒・ゲームと三拍子揃った夜の過ごし方を一軒で完結できる店は、このエリアでは限られている。
老若男女を問わず受け入れる姿勢はスタッフの対応にも表れていて、常に笑顔で迎えてくれるとの声が目立つ。実際、来店者の年齢層は20代から60代まで幅広く、世代を超えた集まりの会場に選ばれることもあるそうだ。飲食とエンターテインメントの境界がゆるやかに溶け合う、そんな自由さがリピーターを生み続けている理由のひとつだろう。


