約30品目の手作りビュッフェと無農薬野菜へのこだわり
地元・佐世保で育てられた無農薬・有機野菜を中心に、約30品目の料理を日替わりで提供しているのがマリナホリデイの大きな特色だ。佐世保市湊町のクインテッサホテル1階に位置し、ランチは11:30から14:30、ディナーは金・土・日・祝日の18:00から21:00に営業している。ビュッフェ形式のため食べる量や組み合わせを自分で決められ、栄養バランスが気になる人にも向いている。刺激を抑えた味付けや噛みやすさへの配慮があり、小さな子どもから高齢の方まで食べやすい仕上がりになっている。
ビールやワイン、焼酎といったアルコールメニューに加え、ノンアルコールドリンクの種類も多い。「母の味みたいでほっとする」という声が常連客のあいだで目立つらしく、実際に食べてみると確かに家庭料理の延長線上にあるような安心感がある。個人的には、野菜の素材感がしっかり残っている煮物や和え物の丁寧さが印象的だった。こうした日常使いのしやすさが、リピーターの多さにつながっているのだろう。
毎朝の仕込みから始まる手づくりの現場
マリナホリデイの厨房では、野菜を洗って切る作業から一日がスタートする。デザートまで含めてほぼすべての料理に人の手が入り、効率よりも一皿ごとの仕上がりを優先する方針を貫いている。機械任せにしない調理工程が、均一ではない味のゆらぎや温度感を生んでいる。この「手仕事」の積み重ねが、ビュッフェ全体の空気をどこか家庭的なものにしている。
春先は山菜、夏場にはトマトやナス、秋口の根菜類、冬になると甘みの増した白菜やカブ——季節ごとに仕入れる食材が変わるため、メニュー構成も日によって異なる。和洋折衷で組まれた料理のラインナップは、同じ週に2回訪れても内容が重ならないことがあるほどだ。旬の野菜を最も良い状態で出すために、仕入れの段階から生産者と直接やり取りしているという。盛り付けにも季節感が反映されていて、目で見て選ぶ楽しさがビュッフェ台に並んでいる。
ベビーカーも車椅子も通れるゆとりある店内設計
時間制限を設けていないビュッフェスタイルは、マリナホリデイが大事にしている考え方のひとつだ。食事のペースも会話の流れも気にせず過ごせるよう、あえて制限を外している。セルフサービスが基本ではあるものの、困ったことがあればスタッフに声をかければ対応してもらえる。赤ちゃん連れの家族から年配の夫婦まで、客層の幅が広いのはこの居心地の良さと関係がありそうだ。
店内はベビーカーや車椅子でも移動しやすい広さが確保されている。「子どもが小さいうちはなかなか外食できなかったけど、ここなら気兼ねなく来られる」と話す利用者もいるようで、家族連れの来店が目立つ。誕生日や記念日のほか、友人同士のランチや女子会にも使われており、利用シーンは思った以上に多岐にわたる。松浦鉄道の中佐世保駅から徒歩約8分、西九州自動車道佐世保中央ICから車で約3分というアクセスの良さも来店のハードルを下げている。
パーティープランと持ち帰りメニューの展開
歓送迎会や誕生日といった集まりに対応するパーティープランも用意されている。ビュッフェ形式の料理にアルコール飲み放題のオプションを付けられ、予算や人数に応じた相談が可能だ。大人数でもゆったり過ごせる店内のスペースが、こうした利用を後押ししている。
旬の食材を詰め込んだ弁当や持ち帰り用のおかずメニューも展開しており、ランチのお供から夕食の一品、差し入れや行楽の場面まで用途は幅広い。店内で食べる時間が取れない日でも、マリナホリデイの味を自宅や職場で楽しめるのは実用的だ。地元の無農薬野菜を使った弁当は、健康志向の人からの注文が増えているという話も聞く。


