30種類超のトッピングで組み立てる”自分だけの一杯”
シンガポール風ラクサ専門店 サクラでは、具材を自分で選んで一杯を仕上げるカスタムスタイルを採用している。エビ・イカ・タコといった魚介、油揚げやうずらの卵、もやし・キャベツなどの野菜、きくらげ・舞茸といったきのこ類まで、選べるトッピングは30種類以上。好きな具材を好きな量だけ盛れるので、同じスープでもまるで別の料理に変わる。その日の気分や体調で組み合わせを変えられるのは、通うたびに新鮮さがある。
初めてラクサを食べるという人には、スタッフがおすすめの組み合わせを提案してくれる。個人的には、魚介を多めに選んだときのスープの旨み変化が印象的だった。途中でライムを搾ったり、サンバルを足したりと味変しながら食べ進められるため、最後のひと口まで飽きが来ない。常連の中には「毎回トッピングを変えるのが楽しみ」という声も少なくないようだ。
カトンラクサを下敷きにした店主のオリジナルスープ
シンガポール東部・カトン地区で愛される濃厚なラクサを出発点に、日本人の味覚に合わせて何度も試作を繰り返したスープが、この店の核にある。エビ出汁をじっくり抽出し、ココナッツミルクの甘みとスパイスの香りを重ね合わせた構成で、ラーメンとはまったく異なる麺料理としての輪郭がはっきりしている。スープは「ラクサ」と「辛ラクサ」の2種類を用意。辛ラクサは中辛・大辛・激辛の3段階があり、辛さの度合いでスープの表情がかなり変わってくる。
口コミでは「一口目でエビの風味がしっかり来る」「ココナッツのまろやかさが後から追いかけてくる」といった感想が目立つ。異国の料理でありながら、どこか親しみのある味に仕上がっているのは、店主が調和のバランスに注力してきた結果だろう。塩釜口駅から徒歩約10分、名古屋市天白区の住宅街にぽつんと構えるこの小さな専門店で、ここにしかないスープに出会える。
グルテンフリー対応の麺が広げる選択肢
麺はフォー(米粉麺)・春雨・ビーフンから選べるため、すべてグルテンフリーで提供されている。小麦を避けている人はもちろん、ヘルシー志向で麺料理を探している層からも支持を集めている。米粉麺のつるっとした食感は濃厚なスープとの相性がよく、春雨を選ぶとまた違った軽さが生まれる。量の調節にも対応しており、しっかり食べたい日にも軽めに済ませたい日にも使いやすい。
「小麦の麺じゃないのにスープがちゃんと絡む」と感じる利用者も多いという。ビーフンを選んだ場合はスープの吸い込みが早いため、届いたら少しテンポよく食べるのがコツらしい。ラクサという料理自体が東南アジアでは米粉麺で食べるのが主流なので、グルテンフリーが”特別対応”ではなく料理の本来の姿に近いという点も面白い。
完全キャッシュレスと8席の屋台空間
店内はわずか8席。シンガポールの屋台をイメージした空間で、全席禁煙となっている。敷地内に駐車場が3台分あるため、車での来店も問題ない。営業時間は11時30分から20時、ラストオーダーは19時30分で、火曜日が定休日だ。
支払いは現金不可の完全キャッシュレス制を敷いている。VISA・Mastercard・JCBなど主要クレジットカードに加え、交通系電子マネー、PayPay、d払い、楽天ペイ、auPAYなど対応範囲はかなり広い。2025年12月中旬にはUber Eats・出前館・Rocket Nowでのデリバリーとテイクアウトも始まる予定で、自宅でラクサを食べられる日が近づいている。


