唎酒師が選ぶ大分地酒と半合スタイルの愉しみ
創作囲座火屋 夢っ酒のオーナーは唎酒師の資格を持ち、大分市近郊の蔵元を中心に日本酒12種類、焼酎も芋・麦・米あわせて約12種類を揃えている。日本酒は一合だけでなく半合でも注文でき、飲み比べしながら自分好みの一本を探せる仕組みになっている。純米酒から純米大吟醸まで幅があるため、普段あまり日本酒を飲まない人でも入りやすい。料理との組み合わせについてはオーナーが直接相談に乗ってくれるので、迷ったら声をかけるといい。
リストにない銘柄でも、リクエストすれば仕入れ対応してもらえる場合があるという。焼酎はロック・水割り・お湯割り・ソーダ割りと割り方の希望も聞いてくれるため、飲み方にこだわる常連客からの支持が厚いという声が目立つ。個人的には、半合ずつ3種類ほど試して料理に合わせていくスタイルが、このお店を一番楽しめる方法だと感じた。カウンター越しにオーナーへ「次はどれがいいですか」と聞く流れが、なんとも居心地よい。
北海道直送の食材を使った手仕込みの出汁と料理
オーナー自身が札幌へ足を運び、日高昆布や毛蟹、甘エビ、じゃがいもなどを直接買い付けている。仕入れた日高昆布はじっくり時間をかけて一番出汁に仕立て、その出汁がおでんやだし巻き玉子といったメニューの土台になっている。濃厚でありながら後味がすっきりしている出汁の風味は、一口飲むとはっきり分かるほど存在感がある。鮮魚の盛り合わせも旬のものが中心で、年齢を問わず注文の多い一皿だ。
大分の郷土料理「とり天」は揚げたてで提供され、外側の軽い衣と中のジューシーな鶏肉のバランスが絶妙。手作りポン酢を添えることで脂っぽさが抑えられ、最後まで箸が進む。きたあかりを使ったポテトサラダやいぶりがっこなど、酒の肴として気の利いたメニューが並んでおり、コース料理では旬の食材をまとめて味わえる構成が組まれている。
全席禁煙・チャージ料のみの明朗な料金体系
大分駅から徒歩約12分。カウンター席と掘りごたつ席を備え、一人客でもグループでも過ごしやすいレイアウトになっている。店内は全席禁煙で、サービス料なし・チャージ料のみという会計方式を採用。お会計のときに「思ったより安かった」と驚く来店者も少なくないという。
カウンターに座ると、目の前で料理が仕上がっていく工程を眺められる。オーナーとの何気ないやりとりや、隣席の常連客との会話が自然と生まれるのもこの席ならでは。「一人飲みでも全然寂しくない」「ふらっと寄れる雰囲気がいい」といった声が口コミで繰り返し見られる。営業時間は17:00〜23:00、木曜日のみ22:00閉店で、日曜が定休日。
10名以上の貸切や法事・記念日にも対応するコース
宴会や法事、記念日など目的に応じた利用ができ、10名以上であれば貸切予約にも応じている。飲み放題付きプランやコース料理はご予算と用途をもとに相談可能で、プロジェクトの打ち上げや地域の集まりにも使いやすい。料理はすべて手作りのため、小さな子どもや高齢の方が同席する場面でも食材や味付けに融通が利く。コースでは北海道直送の食材と大分の地酒を組み合わせた献立が組まれ、普段のメニューとはまた違った流れで料理が運ばれてくる。
忘年会シーズンや歓送迎会の時期には早めに予約が埋まる傾向があるため、日程が決まった段階で連絡しておくのが無難だろう。貸切時でも通常営業と同じ手作り料理が出てくる点は、大人数の宴会にありがちな「コースだけ味が落ちる」という不満と無縁でいられる理由になっている。掘りごたつ席を使えば足を伸ばしてくつろげるため、長時間の会食でも疲れにくいと感じる利用者が多い。


