「安くて旨い」を仕組みで実現する新スタイル
物価が上がり続ける中、専門店クオリティのラーメンを500〜600円台で提供するというのは、安易にできることではない。メンノジカン。は効率的なオペレーションで回転率を高め、その余剰を食材の質と価格に還元するという方程式をとっている。スープは豚骨を炊き出したこってり系と、出汁ベースのあっさり系の二軸で構成され、どちらも素材の持ち味を引き出すために丁寧な仕込みを行っている。
「ちゃんと美味しいのに、この価格」という言葉が公式サイトに記されており、価格帯への自信と意図がはっきり読み取れる。コスト削減で安くするのではなく、構造で安くするという方向性は、利用者にとっても気持ちよく使える理由になっている。
手稲駅すぐ、朝から夜まで誰でも入れる間口の広さ
7時〜21時・定休日なし・手稲駅から徒歩2分という基本情報だけで、この店がどういう客層を想定しているかが見えてくる。立ち席を含む座席設計と券売機連動のオペレーションにより、注文からラーメンが届くまでの時間を最短にしている。「一分一秒も無駄にせず」という表現が店のページに出てくる通り、スピードは意識的に取り組んでいるテーマだ。
朝は480円のかけラーメン、夜は880〜930円の満足ラーメン、と時間帯ごとにメニュー帯が切り替わる設計も面白い。利用シーンによって使い方を変えられる店は、固定客がつきやすい。
6種のスープと豊富なトッピングで、毎回違う一杯を
ベースラーメンが安価なため、トッピングを加えてもトータルコストが膨らみにくいのがこの店の特徴だ。豚肩ロースチャーシュー(300円)・角煮チャーシュー(380円)・味玉(150円)・温泉卵(200円)など11種以上から選べるほか、ライス(250円)や別売りとろろ(250円)も用意されている。スープは豚骨醤油・味噌・塩、あっさり醤油・塩、出汁カレーと6種展開で、日替わりで来ても選ぶ楽しみが続く。
「安いから、好きにカスタムできる」という言い方が印象的で、価格の低さが自由度の根拠になっているという逆転の発想が、個人的には面白いと思った。
テイクアウト・デリバリーにも、夜はお酒の選択肢も
テイクアウトとUber Eatsなどを通じたデリバリーに対応しており、店に足を運べない日にも同じ味を楽しめる。夜の営業ではアルコール類も提供されており、飲みながらトッピングをおつまみ代わりに使う、という使い方ができる。支払いは現金・クレジットカード・電子決済各種に対応。
手稲駅2分という立地の良さと21時までの営業が、「仕事終わりにサクッと寄れる」という導線を作り出している点は、来店者のリピートに直結しているはずだ。


