元力士が鍋の前に立つ、京都南区のちゃんこ専門店
大相撲の現場で日々ちゃんこを仕込んできた経験が、この店の味づくりの土台になっている。ちゃんこ しん川の店主は元力士であり、部屋で培った調理の感覚をそのまま厨房に持ち込んだ。鍋に使う鶏は国産地鶏、豚は鹿児島県産の黒豚で、そこに旬の野菜をたっぷり合わせて仕上げる。素材から引き出したスープは飲み干す人が続出するほどで、外国人客の約8割が完飲するというデータもあるそうだ。
個人的には、塩ベースのちゃんこが特に印象的だった。具材そのものの味がはっきり立ち、初めてちゃんこを口にする人でもすんなり馴染む仕上がりになっている。〆は中華そばか雑炊の二択で、最後の一滴までスープを使い切れる。事前予約すればカレー・味噌・キムチへの味変にも応じてもらえるため、常連が何度も足を運ぶ理由はそこにあるのだろう。
キッズルーム併設で家族連れの来店が絶えない
ブロックや絵本を揃えたキッズルームが店内に設けられており、マット敷きの床で小さな子どもが安全に遊べるようになっている。おもちゃ類は定期的に清掃され、衛生面への配慮も怠らない。子どもが退屈しないスペースがあるおかげで、大人は鍋をじっくり囲む時間を確保しやすい。ママ会や三世代での食事会など、家族利用の比率が高い店だという声が目立つ。
座席はカウンター・座敷・掘りごたつ・個室と種類が多く、一人飲みから大人数の宴会まで対応幅が広い。喫煙ルームを別に設けた分煙設計のため、煙を気にせず過ごせる環境も整っている。貸切予約の相談にも応じており、忘年会シーズンには早めの問い合わせが集中するらしい。
通販セットで遠方からもリピートが続く
「また食べたい」「京都まで行けない」という声に応える形で、ちゃんこ しん川はオンライン通販を展開している。セット内容は厳選した肉3種類と店仕込みの出汁の組み合わせで、自宅で美味しく仕上げるためのポイントも同封されている。丁寧な梱包で届くため、贈答用に利用する人も少なくないという。店で食べた味を家庭の食卓で再現できるのは、遠方のファンにとって大きい。
飲み放題付きコースは90分と120分の二種類があり、ちゃんこ鍋のほかサラダ・天ぷら・名物の唐揚げといった一品料理がセットに含まれる。ビール・焼酎・日本酒に加えて子ども向けのソフトドリンクも揃うので、宴会の幹事が頭を悩ませる場面は少ないだろう。人数やお子様の同席状況に合わせて柔軟にプランを組んでもらえると感じる利用者も多い。
複数路線からのアクセスと無料駐車場8台分
地下鉄烏丸線の十条駅から徒歩約7分、京阪鳥羽街道駅からも徒歩約10分という立地で、バス停の河原町十条や十条相深町も徒歩圏内に入る。車での来店には無料駐車場が8台分用意されており、周辺の有料パーキングと合わせれば駐車に困ることはほぼない。2005年のオープンから20年近く営業を続けている事実が、地元客と観光客の双方に支持されてきた証だろう。
営業は17:30からスタートし、材料がなくなり次第終了となるため、21:30頃にはすでに閉まっているケースもある。遅めの時間に訪れるなら事前の電話確認か予約が安心だ。定休日は月曜だが、祝日と重なった場合は営業して翌火曜が休みに変わる。支払いは現金とクレジットカードの両方に対応している。


