600種のウイスキーが待つバックバー
バーに入った瞬間、最初に目に入るのはバックバーにずらりと並ぶボトルの列だ。Bar Baron 中洲 Whiskey&Cocktailのバックバーには600種類以上の洋酒が収められており、スコッチ・ジャパニーズ・バーボンと幅広い銘柄が揃っている。スプリングバンク30年は国内流通が減り市場価格が上がり続けているが、在庫として置いているのがこの店の数少ない強みのひとつだ。イチローズモルトも棚に並んでおり、国際的に評価されるジャパニーズウイスキーを中洲で飲める環境が整っている。
Yahoo!マップの評価は4.77(3件)と高く、「月1度の博多出張で最高のバーを見つけてしまった」という書き込みが残っている。グループの他店を複数巡ったファンが福岡でも足を運ぶという流れが生まれており、初訪問でも一定の期待値に応えてくれると感じる利用者が多い。
「緊張しない本格バー」という矛盾を成立させる
「本格的なバーは少し緊張する」という入りづらさを、Bar Baronは正面から受け止めている。重厚な扉の奥には落ち着いた温もりのある空間が広がり、バーテンダーが好みを聞きながら一杯を組み立ててくれる。スタンダードカクテルを頼むのも、漠然とした好みを伝えてオリジナルをつくってもらうのも、どちらでも歓迎されている。銀座・恵比寿・渋谷を含む国内外12店舗のグループが培ったホスピタリティが、この接客姿勢の背景にある。
「アフターで使ったが本格的すぎてビックリした」という口コミは、敷居を感じていた客が実際に訪れて驚いた体験そのものだ。正直、「敷居を下げながら本格度を保つ」というバランスはなかなか難しいと思うが、ここはうまくやっている。
フレッシュフルーツと、飲むショートケーキ
常時4種類以上のフレッシュフルーツカクテルを季節に応じて入れ替えており、好みの果物を伝えるだけで対応してくれる。女性客からの支持が厚いという声が複数の媒体に出ており、デートや女性同士での利用も想定された構成だ。「ベイビーバニー」というオリジナルカクテルは飲むショートケーキと例えられ、甘いドリンクを好む層に浸透しているらしい。
フードも20種類以上を用意しており、ブルーチーズ入りカルボナーラはリピート客が後を絶たないメニューとしてInstagramで紹介されていた。バーの食事としてはかなり力を入れている印象を受ける。
年中無休・深夜5時、中洲の受け皿として
平日は翌朝5時まで、日・祝は3時まで営業し、定休日なしで通年扉を開けている。中洲川端駅から徒歩4分という位置関係は、夜の動線上に自然と組み込まれる近さだ。カウンター13席とテーブル席が混在する構成で、1人で静かに過ごす夜も、仕事後の仲間と語り合う席も確保できる。PayPay・QUICPayに対応済みで、キャッシュレスで完結できる点は深夜帯の利用に便利だ。
本社グループが1からバーテンダーを育てる教育体制を持っており、スタッフの知識水準がサービスに直結している。ウイスキーの銘柄に詳しくない客でも、バーテンダーに任せればその夜に合った一本が見つかるという声がある。


