ナポリの薪と、シチリアの仕込みが一皿に宿る
修業の地として代表が選んだのは、ピザの本場ナポリとシチリアだった。その経験がそのまま料理に転写されたのがカンブーザで、薪窯・手打ちパスタ・自家製チーズという三本柱が店の骨格を成している。横浜・鶴屋町の赤レンガ造りの建物に店を構え、看板を出さないスタイルで営業を続けながら、食べログのイタリアン百名店に複数回選出されてきた。素材は生産者から直接仕入れており、野菜・魚介・肉類のいずれも産地との直接取引を基本としている。
「繊細で美味しいイタリアンにジェントルなお店の方々の接客は、何もいう事無し」という口コミが、料理とサービスの両輪が高い水準にあることを示している。個人的には、看板なし・紹介なしでここまで口コミが積み上がっている事実が、この店の確かさを一番よく説明していると思う。
プリフィックスから、おまかせ、マリアージュまで—コースの全容
ランチのコース構成は4段階あり、4品のPranzo A(2,750円)から、ソムリエ選定ドリンク5種付きのマリアージュコース(7品・11,000円)まで選択肢がそろう。シェフのおまかせコース(6品・6,600円)は旬の素材を用いたその日だけの構成で、内容はおまかせ。メニューに縛られない分、シェフの判断が一皿ずつに反映される。「コースにピザが入っているのはなかなか珍しい」という口コミが示すように、ピザがコースの一部として設計されている点はカンブーザの独自性のひとつだ。
「サービスを含めコスパが抜群、都内だとこの価格は存在しない」という評価が複数寄せられている。税込み・サービス料なしという価格設定への言及も目立ち、同水準のイタリアンと比べた際のコスト優位性が、リピーターの定着につながっている。
自社醸造ビールとソムリエワイン—飲み物も妥協しない設計
ドリンクラインナップは、自社醸造のクラフトビール(オリジナルラガー・ワイルドエール・レモンフレーバーの微発泡酒など)と、ソムリエが選んだワインの二本立てで構成される。ビールは季節ごとにラインナップが入れ替わり、料理との相性を想定した仕上がりになっている。エビスの生ビールやアルコールフリーも用意されており、飲める人も飲めない人も選択肢がある。「ソムリエの話を聞きながら飲むワインが美味しい」「一品ごとにワインを頼めるくらいペアリングが良かった」という声が複数の口コミに散らばっている。
ソムリエが好みをヒアリングしてグラスワインを選ぶスタイルも、利用者から高い評価を得ている。料理の流れに合わせてドリンクを組み替えていく進行は、コース料理の楽しみ方そのものを変える経験になるという声が目立つ。
誕生日、記念日、接待—特別な席の使われ方
2階のコース専用フロアは、白を基調とした南欧風の内装でピアノのBGMが流れる。誕生日・結婚記念日・一周年・会食など、節目のシーンに使われる例が口コミの多くを占める。事前にリクエストすればサプライズプレートへの対応も行っており、「友人のサプライズ誕生日プレートも用意してもらい、とても素敵な時間になった」という声が届いている。JR横浜駅西口から徒歩5分という立地でありながら、鶴屋町の路地に入るだけで街の雑踏から切り離される。
1階はアラカルト形式で、気軽に単品を楽しめる構成になっている。2階コース席と1階アラカルト席でシェフやサービスの担い方が異なる可能性について言及した口コミもあり、フロアごとの使い勝手を確認しておくと選びやすい。


