お酒初心者から愛好家まで、同じ場所で過ごせる夜
バーというカテゴリーに不慣れな人でも注文しやすいよう、Bar澪はメニューの構成を工夫している。専門知識がなくても自分のペースで選べる設計が、若い世代の最初の一歩を後押ししてきた。一方で、国内外から取り寄せたウイスキーや焼酎の銘柄の幅は、お酒好きの目にも十分映るだけの充実度を持つ。温度管理やグラスの選定にまで気を配る姿勢が、愛好家からの支持にもつながっている。
「どんな人でもすんなり馴染める空気がある」という声が目立つのは、運営スタッフの接し方によるところが大きいのかもしれない。世代も背景も異なる人が同じ夜を共有できるのが、Bar澪のおもしろさだ。
全席喫煙OK、朝5時まで——この条件が意味すること
愛煙家にとって、深夜に喫煙しながら飲める空間はじわじわと減っている。Bar澪は全席喫煙可能な環境を維持しており、タバコを吸いながらゆっくりグラスを傾けたい人には、数少ない選択肢のひとつだ。営業時間は火〜木が22時〜5時、金・土は20時〜5時で、日曜・月曜が定休。仕事終わりの遅い時間でも、閉店を気にせず過ごせるゆとりが生まれる。
支払いはクレジットカードも使えるため、財布の中身を確認する手間も省ける。細かい条件が積み重なることで、「また来たくなる店」になっているという声は多い。
代表・柴田氏が夜の社交場に込めた再生への願い
コロナ禍によって、四日市でも夜に人が集まれる場所が急速に失われていった。その現実を前に、代表の柴田大介氏が「もう一度、夜の社交場をこの街に」という思いで立ち上げたのがBar澪だ。敷居の高さをなくすことへの徹底したこだわりは、価格設定にも空間づくりにも一貫して表れている。将来は農業への参入によって、食の生産から提供までを自分たちで完結させる体制を目指しているという。
「代表の人柄が店の雰囲気そのもの」という声が、常連の間から聞こえてくる。運営者の信念が空気感に出やすいのが、小さなバーの正直なところだろう。
近鉄四日市駅から6分、手づくりの一皿が待つ夜
三重県四日市市西浦のザイテックビル2階、近鉄四日市駅から歩いて6分のところにBar澪はある。旬の食材を使った手づくりのおつまみは、お酒の風味を引き立てるために丁寧に作られており、料理目的で訪れる人もいるほどだ。カーテン付きのボックス席を備え、周囲の目を気にせず語り合える環境も整っている。仕事帰りの一人飲みにも、友人と腰を落ち着けた夜にも、同じ店が応じてくれる懐の広さがある。
「食事だけでも十分満足できる」という声もあり、お酒が得意でない人でも訪れやすい雰囲気が漂っている。


